Windows 11 Insider Preview Beta ChannelのBuild 22622.463で、ファイル共有の改善がありました。
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22621.436 and 22622.436
こちらではエクスプローラーでのファイル共有の改善がありました。
まず一つ目が近距離共有の改善というか拡張です。従来ファイルの近距離共有ではBluetoothで接続されたデバイスとの共有が行えました。Build 22622.436ではBluetoothだけではなくUDPによるネットワーク通信が可能なデバイスに対しても近距離共有ができるようになったとのことです。これでBluetoothのインターフェースを持たないデスクトップパソコンでも近距離共有ができるようになります。
そこで、Windows 11 Insider Preview Beta Channelの仮想マシンを二台用意してみました。Hyper-V上に二台用意します。同一ホストで二台の仮想マシンを用意すればUDP通信はできるだろうということで。実際、仮想マシン同士でファイルの共有はできたのでローカルで通信ができることは確認済みです。
エクスプローラーでローカルのファイルを右クリックしてメニューから[その他オプションを表示]-[ファイル共有]を選択してみました。しかし、近距離共有では「近くにデバイスが見つかりません」と出てきます。もう一方の仮想マシンのWindows 11(Beta Channel)も同様でした。
設定で[システム]-[近距離共有]でも、双方オフではなく「近くにいるすべてのユーザー」に設定しましたが、近距離共有でデバイス名が表示されませんでした。
こちらは引き続き調査してみます。(解決できていなくてすみません。)
ファイルの共有方法にOneDriveが追加されました。下記はWindows 11 Build 22621.232(Release Preview)の共有設定画面です。(製品版の22000でも同様です)
Build 22622.436では共有方法にOneDriveが追加されました。(OneNoteがないのは仮想マシン側でインストールしていないためです)
OneDriveアイコンをクリックして共有してみます。共有した時点でこちらのファイルがOneDriveにアップロードされます。
共有できました。メールで連絡することもできますし、OneDriveのリンクをクリップボードにコピーすることもできます。
では、OneDriveのどこにアップロードされたのでしょうか?実際OneDriveを見に行くと、ルートディレクトリにコピーされているようです。
他にもBuild 22622.463ではコマンドプロンプトが標準でWindows Terminalになるなどの変更が加えられています。(また書きます。)