リモートデスクトップ接続で「お使いの資格情報は機能しませんでした」メッセージが表示される問題と解決方法

問題の概要

Windowsのリモートデスクトップ接続を利用しようとした際に、「お使いの資格情報は機能しませんでした」というメッセージが表示され、パスワードを入力してもログインできない問題があります。この問題は、リモート接続先のWindowsでパスワードログインの実績がなく、Windows Hello(PINコード入力含む)でしかログインしたことがない場合に発生します。

問題の原因

リモート接続先のWindowsで、Microsoftアカウントのセキュリティ設定が原因でパスワードログインが制限されているため、このような問題が発生します。特に、Windows Helloでのログインが有効になっている場合に顕著です。

解決方法

この問題を解決するためには、リモート接続先のパソコンで以下の手順を実行します:

  • 一度パスワードでログインする
    • リモート接続先のパソコンで、一度Microsoftアカウントのパスワードを使用してログインします。
  • セキュリティ設定を変更する
    • 設定アプリを開き、「アカウント」→「サインインオプション」に移動します。
    • 「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する(推奨)」のスイッチをオフにします。

  • 再起動またはサインアウトする
    • 設定を変更した後、リモート接続先のパソコンをサインアウトまたは再起動します。
  • ログイン画面でパスワードでサインインする
    • 再起動後のログイン画面で「サインインオプション」をクリックし、Microsoftアカウントのパスワードを入力してサインインします。

この手順を実行することで、リモートデスクトップ接続が正常に機能するようになります。

設定を元に戻す

リモートデスクトップ接続が成功したら、リモート接続先のWindowsで再度セキュリティ設定を戻すことをお勧めします:

  • 「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する(推奨)」のスイッチをオンに戻します。

これで、リモートデスクトップ接続を安全かつスムーズに利用できるようになります。Copilot へメッセージを送る

木澤 朋和