連載 わが青春の8ビットパソコン 第7章 快走!!FM-7!!「7.2 ホルホル」

第7章 快走!!FM-7!!

7.2 ホルホル

 「ホルホル」というゲームソフトは、FM-7で初めて買ったゲームソフトです。月刊I/O(私も記事を書かせていただいたことがあります)でお馴染みの工学社からカセットテープで発売されました。このゲームはナムコの「ディグダグ」と全く同じ内容でした。後になってみると版権問題が起きなかったのか不思議に思いますが、当時は有名ゲームのコピーが公開されていました。スペースインベーダーもRALLY-Xもギャラクシャンもそうでした。

パッケージと画面はこちらのサイトにあります

 このゲームでは、プレーヤーは土の中を掘り進みます。土の中には怪獣が動き回っており、プレーヤーは槍のようなもので怪獣を刺します。Breakキーを押すと怪獣が膨らんで破裂します。また、地中の岩の下を掘ると岩が落ちて怪獣を押しつぶすことができます。すべての怪獣を倒して地上に出ると、次のステージに進めます。

 プレーヤーはテンキーの2,4,6,8でキャラクターを移動させます。Breakキーで槍を発射します。FM-7はリアルタイムキースキャンができなかったので、割り込み処理を使ってBreakキーを機能させています。”5”キーを押すとキャラクターの移動が止まります。

 PC-8001やMZ-80のようにゲームが沢山出ていなかったので、このゲームは貴重でした。他に選択肢が少なかったこともあり、このゲームにはまりました。FM-7を使っている時間の大半はこのゲームでした。友達が家に遊びに来た時も、みんなで楽しく遊びました。「木澤はパソコン持っているんだ、すごい」って言われました。

次回「7.3 漢字ROM」

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