第9章 ソフトを作る「9.2 Kコンパイラなどのコンパイラ」

第9章 ソフトを作る

9.2 Kコンパイラなどのコンパイラ

 インタープリタは実行時にプログラムの内容を解析して順次実行していきます。 コンパイラは実行前に全てマシン語に変換して実行するので、処理はとても高速になります。工学社の月刊I/OでFM-7シリーズ用のコンパイラ言語Kコンパイラが発表されました。K言語は津田伸秀さんが開発した言語です。別冊の活用研究シリーズでも公開され、カセットテープでパッケージ販売されました。

 言語仕様としてはBASICのような構文でありながら、当時のBASICにはなかった構造的な処理構文もありました。これにより、(BASICよりは)わかりにくいアセンブラでプログラムを組まなくても高速に処理できるプログラムを作ることができるのが魅力でした。 確か、BASICで打ち込んですべてコメントアウトさせてASCIIセーブしたものをコンパイルしていたと思います。

ASCIIでも、GAMEやTL/1など多くのコンパイラが発表されました。

次回「第10章 わが青春の8ビットパソコン」

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