Copilot+ PCが欲しいのですが、現時点(2025年1月)でノートパソコンタイプの価格は15~20万円くらいです。値段が高いこともあり、ノートパソコンでなくても良いかなと思っています。デスクトップPCとして使えるものが欲しいのです。現在のCopilot+ PCは、QualcommのSnapdragon X EliteとPlus、IntelのCore Ultraプロセッサ(シリーズ2)、AMDのRyzen AI 300シリーズのみ対応しています。
デスクトップPC用のプロセッサとしては、Intelの第14世代Core iプロセッサとCore Ultraシリーズ2(200S)が使用されています。しかし、Core Ultraシリーズのデスクトップ用プロセッサ200SはNPU性能が最高で13TOPSであり、Copilot+ PCの要件である40TOPSを満たしていません。そのため、自作でもメーカー製品でもデスクトップPCでCopilot+ PCを実現することはできていません。
しかし、Mini PCのように据え置き型でモバイルプロセッサを搭載したPCであれば、Copilot+ PCを実現することが可能です。
期待通りにMini PCメーカーからCopolot+ PCであるMini PCが発売されていきます。
各社からMini PCが発表されていますが、基本的なスペックはどのメーカーでもほとんど同じです。
このようにスペックが横並びになっています。いずれもCopilot+ PCの条件通りのものです。各製品の違いは主に価格、サイズ、デザイン、そして本体にCopilotボタンが付いているかどうかにあります。
ASUS NUC 14 Pro AIは、Intel Core Ultraシリーズ2を搭載したMini PCです。Intel Core Ultra 9,7,5の各シリーズがラインナップされています。
ASUS NUC 14 Pro AI|NUCs|ASUS Global
詳細スペック
ASUS NUC 14 Pro AI – Tech Specs|NUCs|ASUS Global
本体前面にはCopilotボタンが搭載されています。このボタンを押すとWindows 11でCopilotアプリが起動するか別途設定で設定した機能が起動します。前面には3.5mmオーディオジャック、まだ使用頻度の高いUSB Type-A(5Gbps)が2ポートとUSB Type-Cが2ポートあります。
背面には、2.5G 有線LAN、Thunderbolt 4(USB Type-C)、HDMI、USB Type-A(10Gbps)と必要にして十分な構成となっています。電源共有はACアダプタを使うようです。
本体はVESAマウントブラケットにも取り付け可能なようで、例えばモニタの背面に取り付けることも可能でしょう。
Lenovoは薄型PCでも定評のあるThinkCerntreとMini PCのIdeaCenre Mini Xです。こちらはプロセッサとしてはQualcommのSnapdragon X Plusを搭載しています。現時点では製品情報はなくメーカーサイトには写真のみ公開されています。こちらは製品情報が掲載され次第詳細を追記します。
ThinkCentre
IdeaCentre Mini X
メーカーサイトには写真のみ公開
AcerはRevo Box AIを発表しました。プロセッサはIntel Core Ultraシリーズ2を搭載しています。スペックはASUS NUC 14 Pro AIとほぼ同じスペックです。ここは価格やデザインで選んでもいいかもしれません。日本語サイトも作られており、日本での発売も期待されます。
Mini PCと言えば、MINIS FORUMです。Minisforum AI X1 ProはAMDのRyzen AI 300シリーズであるRyzen AI 9 HX 370プロセッサを搭載しています。OCulinkにより外付けGPUを使うことができます。電源は内蔵でACアダプタ不要になっています。前面にはCopilotボタンもついています。