連載 わが青春の8ビットパソコン 1章 パソコン少年誕生「1.2 シャープのマイコン博士MZ-40K」

第1章 パソコン少年誕生

1.2 シャープのマイコン博士MZ-40K

 中学校時代は「電子工学部」というクラブでクラブ活動をしていました。技術家庭(当時そういう教科があった)の教室を部室として使っていました。顧問の先生は技術家庭の先生でした。今でも同窓会でお会いしています。そのクラブに入部したときにワンボードマイコンがありました。シャープのマイコン博士MZ-40Kというマイコンボードです。

 マイコンと言ってもプロセッサの種類は覚えておらず、当時も知りませんでした。今調べたのですが、MZ-40Kはプロセッサが4ビットマイコン富士通のMB8843、メモリはCPU内蔵メモリが32Byte、プログラム用メモリが512Byte、ROMはCPU内に1KB搭載していました。プリント基板のサイズは20cm四方位で、ICや16個のキー(16進数が入力できる)、4桁の7セグメントLEDなどが搭載されていました。

 これはプログラムを動かすと言うより入力したデータを順次表示したり、スピーカーから音楽を鳴らしたりして楽しんだ覚えがあります。ルーレットとか簡単なゲームもできたと思います。シミュレータを作った人もいるようです。

次回「1.3 天才電卓ピタゴラスPC-1211」

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