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ROBOCOPYでフォルダの同期を取る(その2)

前回はROBOCOPYでフォルダの同期を取る方法を書きました。まずは、これで同期は取れるようになります。でも、このまま使うと困ることがあります。コピーができないときはリトライ処理をするんです。例えばコピー元ファイルが壊れているときとか。その時のリトライ処理を設定するオプションがあります。

/r:<N>   コピーが失敗した時のリトライ(再試行)回数を指定します。 このNの規定値は100万です。

/w:<N>   コピー失敗後の次のコピーまでの時間を指定します。単位は秒で、Nの規定値は30秒です。

おい!!100万回ってなんだと(^_^;)。つまり標準のまま使うとコピー失敗に諦めるまで100万回、時間の間隔が30秒なので100万× 30秒=347日間。ほとんど無期限です。(でもそうだったかなぁ・・・もっと調べてみますが。)

ということで、ここの値は設定しておきましょう。まあ、コピーができないなんて事態があっただけで致命的ですので、リトライは1回、待機時間は10秒でもいいかと思っています。ということで

robocopy D:\Data M:\Data /MIR /r:1 /w:10

という感じでもいいでしょうね。でも、いちいち設定するのは面倒です。 /reg オプションを使えば、/rと/wの設定値は規定値としてレジストリに保存されます。後は・・・コピーしたくないファイルやフォルダの指定ですね。また次回。

著者情報

木澤 朋和Microsoft MVP for Windows and Devices(Windows,Surface)


Microsoft MVPを14年間連続受賞している木澤朋和です。WindowsやSurfaceをはじめとしたパソコンやデジタルガジェットに関する情報を発信しています。ポッドキャスト番組YouTube動画配信で、Microsoft製品や技術の魅力をお伝えするコンテンツを配信中です。マイクロソフト関連の勉強会で登壇もしています。さらに、製品レビューのご依頼も随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
木澤 朋和

Microsoft MVPを14年間連続受賞している木澤朋和です。WindowsやSurfaceをはじめとしたパソコンやデジタルガジェットに関する情報を発信しています。ポッドキャスト番組やYouTube動画配信で、Microsoft製品や技術の魅力をお伝えするコンテンツを配信中です。マイクロソフト関連の勉強会で登壇もしています。さらに、製品レビューのご依頼も随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

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