M1 MacでARM版Windows 10を動かしました。M1 MacBook Airをお借りして、MacでARM版Windows 10を動かしました。Paralllels Desktop for Mac 16.5を使いました。Parallels 16.5はApple Silicon M1チップをサポートしています。仮想OSとしてM1で稼働するOSを動かすことができます。
Parallels Desktop for Mac 16.5はM1対応
ARM版Windows 10を入手する
ARM版Windows 10は通常ハードウェアに結び付けられて販売しているので入手することはできません。しかし、マイクロソフトは評価版のInsider PreviewでARM版Windows 10を公開しています。あくまでも評価版ですので実業務などに使用することはできません。こちらからダウンロードできます。Hyper-Vの仮想環境での評価を相違しているのでディスクイメージはVHDX形式です。Parallelsでも読み込ませることができます。
Windows 10 on ARM Insider Preview
Parallelsの仮想OSとしてARM版Windows 10をインストールする。
ParallelsにARM版Windows 10を入れます。
VHDX形式のファイルはそのまま読めます。
ARM版Windows 10インストール中です。
ARM版Windows 10が起動しました。
システムプロパティでもApple Siliconで64-bit operating system , ARM-based processorと表示されています。
ARM版Windows 10でインテルコードのプログラムを動かす
ARM版Windows 10ではインテルコードのプログラムを動かせます。現時点(2021/5/5)では、32ビット版のみですが、将来64ビット版も動かせる予定でInsider Previewでは64ビット版を動かせます。秀丸エディタの64ビット版をインストールしたところ正常に動作しました。
タスクマネージャーでもx64と表示されています。
インストールしたARM版Windows 10は英語版ですが、言語設定を日本語にすることでOSの表示も日本語表示できて、日本語入力もできます。
YouTubeでも解説しています。こちらで実際に稼働しているところを見てみてください。