悲劇の占いプログラム

    サラリーマンNEOの大河内透の恋愛ブログいとうあいこさんが占いのサイトを見ているというシーンがありました。このシーンでは派遣社員のいとうあいこさんが相性占いのサイトを見て大河内透くん(田口浩正くん(私と同じ年(^_^;)))との相性を占って大河内くんがまたまた勘違いしてしまうと言うお話です。どこにでもいますよねこういう勘違い野郎。誰とは言いませんが。(^_^;)まあまあ、いとうあいこさんがどうという話・・・ではないんですが、これを見てなんとなく私が中学生の時に作った相性診断プログラムを思い出してしまいました。

     動機は忘れてしまったのですが、時に西暦1982年・・・将来有望なはずだった私はカシオのFX-702Pという当時出始めていたポケットコンピュータ(これはシャープの呼び名でカシオはプログラマブルカリキュレータだったと思う)でBASICでいろいろとプログラムを組んでは自己陶酔に浸っていたのでした。で、何か人に見せたくて一般受けするようなモノを考えて「相性診断プログラム」を作って教室で休み時間に見せびらかしていたんです。相性診断と言っても内容は何の根拠もなく相性を調べる二人の生年月日と血液型を入力すると非常に適当に「二人の相性は??%」と出てくるモノです。入力もとデータが決まっているので同じ条件であれば何度やっても同じ結果が出てくるんですよね。そりゃもうその相性の算出根拠なんてありませんよ、本当に適当でした。ただ、それなりに高い数字を出すようにはしていました。

     早速学校に持って行って近くの席の奴に見せびらかしました。当時私は「ネクラ」であることを売りにしていたのでクラスの女の子とあまり口を聞いていませんでした。よく子供向けアニメでハカセ役っていたじゃないですか、ああいうポジションでした。でも今思えばネクラではなかったですね。友達はいまいしたし・・・。(おいおい)「木沢がコンピュータで相性を占ってくれる」とたちまち話題になりました。当時コンピュータって磁気テープが目玉のように二つ並んで口のように見えるプリンタからパンチカードが出てきてそれを博士が読んでしまう!!というイメージがまだありました。そして喋るんですね。「ワ・タ・シ・ハ・コ・ン・ピ・ュ・ウ・タ・デ・ス・・・ピコピコピコ」だからちょっとポケコンはイメージと違っていたようなんですが、それを使っている私はクール(??)でした。やはり興味を持つのは女の子でした。二人の生年月日と血液型を入れると「二人の相性は80%です」とか出てきます。(もちろん当時は漢字表示はしない。カナ表示もしなかった気がします。)

     そりゃもう女の子に「木沢くんすごーい」とか言われたり、野郎にも「さすが木沢はメカに強いよなぁ」と感心されたりして、その時だけはクラスの主役になってしまいました。なんか面白くないのがいつも主役をやっている奴です。相当気分が悪かったらしく、それ以来口を聞いた覚えがありません。(^_^;)・・・事件はその後起きました。

     ある女の子が入力した結果(というかデータの入力は私がしたので女の子は口頭で私に相手の生年月日と血液型を言ってもらっていました)がなんかやたら低い数字だったんです。確か最低でも50%は出すようにしていたのですが、まじめに考えていたその子は相当ショックだったみたいなんです。かなり落ち込んでしまって、しまいには泣き出してしまいました。「コンピュータが言っているんだから絶対」って思ったんでしょう。今更根拠がなく適当な計算で出している数字とは言えず、当時の私にはフォローするような気の利いたことも言えず(今でも怪しいもんだが)、思わぬ反応にただ呆然としていました。「俺が悪いんじゃない」って思っていただけだったと思います。そこからみんなサーッと引いてしまいました。それだけじゃありません。その子の言った相手の男の子の生年月日から誰との相性を占おうとしていたか探し出す奴が出てきたんです。「○○(女の子の名前)って、□□(相手の男子の名前)のことが好きなんだぁー」と騒ぎに。今で言えば個人情報の漏洩ですな。(ちょっと違うか)(^_^;)もうそうなったら手に負えません。幸いチャイムが鳴って授業が始まって騒ぎは一時的に沈静化しましたが。その時はすげー気まずくなってしまいました。仲のいい奴にも「ポケコンの出した数字で俺が悪いんじゃないんだけど・・・」と言ったのですが、「そんなの知るかよ!!」と冷たく突き放される始末。適当に作った占いプログラムで木沢株ストップ安でした。

     あー、今思うと人を傷つけてしまって悪いことをしてしまいました。25年後に笑って話せる状況になったのはいいことですが。(おいおい、そーじゃねーだろ)

 

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