Intel Core Ultraシリーズ2のモバイルプロセッサとしての住み分け

2024年にIntelはプロセッサの大きな発表を二つしました。Intel Core Ultraシリーズ2プロセッサです。まず最初に開発コード名Lunar LakeであるCore Utra 200Vシリーズで、その後開発コード名Arrow LakeであるCore Ultra 200S/200H/200HXシリーズです。

Lunar LakeことIntel Core Ultra 200Vは、一つのパッケージにCPU,GPU,NPU,メモリ,I/OがまとめられているSoC(System On Chip)です。大きな特徴がNPU(Neural Processing Unit)が強化されていることで40または48TOPSの性能があることです。これでMicrosoftのCopilot+ PCのプロセッサとしての条件を満たすことなります。セキュリティー面でもInetlのプロセッサとしてはMicrosoftの提唱するMicrosoft Plton Processorにも対応しています。

Arrow LakeことIntel Core Ultra 200S/200H/200HXシリーズは、三つの商品ラインナップからなります。200Sはデスクトップ版のプロセッサです。CPU,GPU(一部無し),NPUは一つにパッケージされていますが、メモリは外付けで、周辺機能も一部は搭載していますが、チップセットであるIntel 800シリーズとセットで稼働します。200Hと200HXはモバイルプロセッサです。200Sと同様にメモリは外付けとなります。NPUに関しては、11,13TOPSの性能となっています。Copilot+ PCの条件を満たしませんのでこのプロセッサを搭載したPCはCopilot+ PCとはなりません。用途としてはハイパフォーマンスのノートパソコン、モバイルワークステーション向けとなるでしょう。

モバイルプロセッサが200Vと200H/HXと大きく二系統に分かれてしまい、Copilot+ PCの対応方法やCopilot+ PCの展開そのものにも影響があるのではないかと見ていました。発売され始めているPCをみるとメインストリームのノートパソコンは200Vシリーズで、ハイパフォーマンスを要求される特にゲーミングノートパソコンやモバイルワークステーションは200H/200HXという展開がされるというのが現在の私の見解です。

この記事は追記していきます。

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