[我が青春のFM-7] #3 天才電卓ピタゴラスPC-1211

中学校のクラブ活動で教材というか技術家庭の予算で買ったのかはわかりませんが、顧問の先生がシャープのポケットコンピュータPC-1211を持ってきました。先生は成績の集計などにも使っていましたが、私たちにも開放して使わせてくれました。ポケットコンピュータ、略してポケコンです。当時はシャープの関数電卓の一つという位置づけだったと思います。「天才電卓ピタゴラス」という商品名がついていました。PC-1211の特徴はBASIC言語でプログラムが組めるということでした。ある程度の処理をプログラムで組んで動かすというレベルであればカシオ計算機のFX-502P/FX-602Pがありましたが、BASIC言語でプログラムが組めるのはPC-1211が初めてでした。オプションのプリンタユニットはドットインパクトプリンタで英数字が印字できました。画面は24桁×1行でした。ここにプログラムを打ち込み、実行しました。プログラムの記憶容量は1424ステップでした。この数字はこれを書いている時点で調べたのですが、覚えていましたね。マニュアルにはプログラム集も付いておりロケットの軟着陸ゲームとかが入っていたと思います。ロケットの燃料を数字で入力してEnterキーを押すと、その燃料によりロケットが噴射して上昇します。重力で下に落ちていくのですが、燃料を与えすぎると上昇し過ぎてゲームオーバーとなり、燃料が少ないと地表に激突してゲームオーバーというものでした。それらのゲームで遊んだり、自分で作ったプログラムを動かしたり、ゲームを改造したりと、クラブのみんなで取り合うようにポケコンを使っていました。

そして作ったプログラムはカセットテープに記録します。このオプションにはカセットインターフェースも付いていてプログラムをカセットテープに保存できました。試しにこのカセットテープを聞いてみたら「ピーーーーーー、ギャラララピーーーー」って音が出て「これがプログラムの音か」と感激したことがあります。記録はできても、再生時のテープの状態により読み込めないこともありました。
PC-1211は初めて自分の作ったプログラムを動かしたコンピュータでした。




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