Surface Pro 9登場

マイクロソフトからSurface Pro 9が発表となりました。この秋でSurfaceの米国発売から10年になります。

IntelモデルとArmモデルのラインナップ

Surface Pro 9は、IntelプロセッサモデルとArmアーキテクチャのMicrosoft SQ3モデルの二つのラインナップが用意されています。正確にはArmアーキテクチャのSurface Pro Xがナンバー付きのSurface Proシリーズに統合されたかたちになります。よって、Surface Pro Xシリーズは終了となりました。

Intelプロセッサモデル

第12世代Intel Coreプロセッサ

最大のポイントがプロセッサが第12世代Intel Coreプロセッサを搭載していることですね。Core i5とCore i7のモデルが用意されています。モバイル用のUプロセッサです。

  • Core i5-1235U
    10コア(Pコア 2、Eコア8)、12スレッド、最大周波数 4.40GHz
  • Core i7-1255U
    10コア(Pコア 2、Eコア8)、12スレッド、最大周波数 4.70GHz

Core i5-1235UとCore i7-1255Uの比較

企業向けにはCore i7-1265UとCore i5-1245Uがありますが、ここでは割愛します。

メモリ

LPDDR5で、8GB、16GB、32GBが用意されています。

ストレージ

ストレージはSSDで128GB、256GB、512GB、1TBが用意されています。リムーバブル方式となっており交換することができます。顧客交換可能ユニット (CRU: Customer Replaceable Unit) というもので、一般の店舗では購入することができず、Surface 認定デバイス リセラーからのみの購入となります。交換作業はマイクロソフトのサービスガイドに従ってサービス員が交換することになっているようです。自分でも交換することができるようですが、交換時に損傷した場合はマイクロソフトのハードウェア保障と保障プランの対象外となります。

モニタ

10ポイントマルチタッチ対応の13インチ PixelSense Flow ディスプレイを搭載しています。解像度は2880×1920ドットで、267PPIです。ダイナミックリフレッシュレート120Hzとなっております。IntelモデルについてはDolby Vision IQ対応となっており、周囲の明るさにより画質を最適化する機能です。

インターフェース

インターフェースは下記の通りです。USB4.0(Thunderbolt 4)対応になりましたね。USB Type-Aのポートは未搭載です。ディスプレイ出力もUSB4.0を使用することになります。また、3.5mmヘッドフォンジャックはなくなりました。

  • USB 4.0/Thunderbolt4 搭載 USB-C x 2
  • Surface Connect ポート x 1
  • Surface タイプカバーポート x 1

ワイヤレス関連では、Wi-Fi 6E対応、Bluetooth 5.1対応となっています。

カラーバリエーション

カラーバリエーションは新色としてサファイヤ、フォレストが追加され、その他はプラチナ、グラファイトの4色です。マットブラックはなくなってしまいました。

Microsoft SQ3(Armアーキテクチャ)モデル

Armアーキテクチャモデルは「Surface Pro 9 with 5G」と呼んでいます。

Microsoft SQ3搭載

Armアーキテクチャのマイクロソフトのカスタムプロセッサです。明言はされていませんがクアルコムのSnapdragon 8cx Gen 3をベースにしていると考えられます。

NPU搭載

NPU(Neural Processing Unit)が搭載され今後マイクロソフトのAI関連などの技術が生かされていくと思います。現時点ではカメラでの自動フレーミングやアイコンタクトなどの機能を実現しています。

メモリ

LPDDR4で、8GB、16GBのが用意されています。(IntelモデルがLPDDR5で32GBまでラインナップされていますが、Armモデルは異なります。)

ストレージ

ストレージはSSDで128GB、256GB、512GBが用意されています。リムーバブル方式となっており交換することができます。インテルモデルとの違いは1TBモデルが用意されていないことですね。

モニタ

10点マルチタッチ、13インチのPixelSense Flow ディスプレイを搭載しており、基本的にインテルモデルと同じです。インテルモデルとの違いはDolby Vision IQには対応していなようです。

インターフェース

ここはインテルモデルとは異なります。USB4(Thundebolt4)には対応していません。チップセットの違いによるものでしょう。モバイル回線対応ですのでnano SIMのスロットが用意されています。

  • USB-C 3.2 x 2
  • Surface Connect ポート x 1
  • Surface キーボード ポート
  • nano SIM x 1

ワイヤレス関連ではインテルモデルに対してモバイル回線の機能が追加されています。Wi-Fi 6E対応、Bluetooth 5.1対応に加えて、GPS、モバイル回線(5G,4G,WCDMA)に対応しています。SIMはnano SIMとeSIMに対応しています。

カラーバリエーション

カラーバリエーションはなく、プラチナ一色のみです。

オプション

キーボードとペン

カバー兼キーボードとして、Surface Pro Signatureキーボードが用意されています。ペンは従来のSurfaceスリムペン2を引き続き使います。Surface Pro SignatureキーボードにはSurfaceスリムペン2を格納する場所があります。Surface Pro Signatureキーボードは、対応はSurface Pro 8/X/9に対応しています。

今回は「Surface Pro Liberty キーボード」としてデザイン機能Liberty社のデザインによるキーボードが用意されています。Surfaceスリムペン2とセットになります。

Surface Pro Signature キーボードは新色として「サファイヤ」「フォレスト」が追加されました。従来の色「ポピーレッド」「アイスブルー」「プラチナ」「ブラック」の合計6色のカラーバリエーションです。

ラインナップと価格

現在判明している商品ラインナップとSurfaceの型番はこちらの記事(Surface Proの型番ってどうなっている?(2022年10月更新版))に記載してます。

マイクロソフトストアでの価格です。Surface Pro Signature キーボードとSurfaceスリムペン2を購入する場合は別途43,780円追加となります。

Intelプロセッサモデル

  • Intel Core i5 / SSD 128GB / 8GB RAM / プラチナ) \162,580
  • Intel Core i5 / SSD 256GB / 8GB RAM / プラチナ) \174,680
  • Intel Core i5 / SSD 256GB / 16GB RAM / プラチナ) \219,780
  • Intel Core i7 / SSD 256GB / 16GB RAM / プラチナ) \248,380
  • Intel Core i7 / SSD 512GB / 16GB RAM / プラチナ) \291,280
  • Intel Core i7 / SSD 1TB / 16GB RAM / プラチナ)  \334,180
  • Intel Core i7 / SSD 1TB / 32GB RAM / プラチナ)  \391,380

Microsoft SQ3 / SSD 256GB / 8GB RAM / プラチナ)

Microsoft SQ3(Armアーキテクチャ)モデル

  • Microsoft SQ3 / SSD 256GB / 8GB RAM / プラチナ) \216,480
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