お年寄りに席を譲る

ちょっと前に『席を譲らなかった若者』のお話が話題になりました。かなりのコメントとトラックバックがあったようで、この書き込みのトラックバックしているものですが。
 ここで出てくる若者の言葉は私は正論だとは思います。もちろん、このお年寄りが元気そうで厚かましく読めるからこそなんでしょうけど。私はお年寄りではないのですが、過去に交通事故で足を怪我したことがあります。このときは階段をちょっと上るのにも苦労して電車に乗っても席を譲ってくれとは言えないもののちょっとでも席が空いていれば無理してでも座りたいと思ったものです。誰か席を空けてくれないかなぁって。
 さてトラックバックまでしてトラックバック元の記事とちょっと違う話をして申し訳ないのですが、みなさんは電車やバスに座っていてお年寄りが来たときに席を譲りますか?(文末でアンケートを採ります、ご意見があったら「Piazza Kizawa」(略してPK)まで、ってこれは冗談ですが。)
私は譲ったことはありますが、譲らないこともあります。思い切って「どうぞ」と立ち上がった瞬間に他の方も「どうぞ」って同時に立ち上がって苦笑いしたこともあります。昔からよくあるのですが、これはなかなか勇気のいることです。私の気持ちとしてはできれば譲りたいことはあります。でも、出張の帰りにどっと疲れて東京駅のホームで乗る電車を見送ってでもやっと座った席は正直譲る気力はないです。申し訳ないのですが、頼むから座らせてくれって。私の場合席を譲ってもその後なんか偽善者っぽくて恥ずかしくてその場にいられないという感じがします。でも、他の方が席を譲ると何とも言えない嫌悪感に襲われたりします。また、譲るお年寄りが微妙な場合があります。席を譲ってはかえって失礼ではないかと思うんですよね。まあ、譲られた方の気持ちもあるでしょう。「ありがとうございます。」と心を込めてお礼を言われるといい気持ちはしますけどね。
 60代の方に「Xデー」というのがあるらしいです。つまり電車やバスで席を譲られる日です。今の年の私の発想では、Xデーは迎えたくないですね。私の親父はどうなんでしょう。60代後半で孫も二人いて(^_^;)立場はすっかりお祖父ちゃんなのですが、まだ席を譲ってもらうようには見えないし。これまた微妙な話です。

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