LinuxのSambaで共有したフォルダにアクセスできない

LinuxのファイルシステムをWindows環境からアクセスしようとして、Sambaを導入しました。ところが、共有しようとしたフォルダにアクセスすると

\\xxxxxxxxxxxx\aaaa にアクセスできません

\\xxxxxxxxxxxx\aaaa に対するアクセス許可がありません。ネットワーク管理者にアクセス許可を要求してください。

とメッセージが出てきてフォルダを開くことができません。エクスプローラーでは共有フォルダまでは見えるんですけどね。

よくある話が、Linux側のディレクトリの権限設定がされていなくてアクセス拒否されるのですが、すべてを許可にしてどのユーザーにもアクセス許可としていました。(まあ、実験環境ですし)また、今回は不要なのでファイアウォール(firewalld)もOFFにしていました。それでも上記のメッセージが出てフォルダを開くことができません。

原因はSELinuxでした。(有効になっていることを忘れていました。)SELinuxを無効にしたら共有フォルダにアクセスできるようになりました。

  1. /etc/sysconfig/selinuxを編集する
  2. SELINUX=enforcingを SELINUX=disabled に書き換える。
  3. Linuxを再起動させる。
  4. Windows PCから正常にアクセスできるようになりました。

LinuxへのSambaのインストールは別途書きたいと思います。

 

著者情報

木澤 朋和
木澤 朋和Microsoft MVP for Windows and Devices(Windows,Surface)


Microsoft MVPを14年間連続受賞している木澤朋和です。WindowsやSurfaceをはじめとしたパソコンやデジタルガジェットに関する情報を発信しています。ポッドキャスト番組YouTube動画配信で、Microsoft製品や技術の魅力をお伝えするコンテンツを配信中です。マイクロソフト関連の勉強会で登壇もしています。さらに、製品レビューのご依頼も随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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