CentOSでsudoコマンドを使ったら下記のメッセージが出てくることがあり、コマンドが実行できません。
「(ユーザー名) is not in the sudoers file. This incident will be reported.」
または
「(ユーザー名) は sudoers ファイル内にありません。この事象は記録・報告されます。」
こんな感じですね。
これは現在のユーザーがsudoの実行権限を持っていないためです。ここで実行権限をつけます。まず、suコマンドを実行してrootアカウントに移行します。
下記のコマンドを打ちます。
visudo
下記の行を見つけます。(追記 必ずしもこの場所である必要はありません。元のファイルの例に従っているだけで、このファイルのどの行に書いても構いません)
%wheel ALL=(ALL) ALL
この行の下に現在のユーザー名を追記します。
ユーザー名 ALL=(ALL) ALL
例
%wheelの行頭にカーソルを持っていき、O(オー)を入力してから
ユーザー名 ALL=(ALL) ALL
と入力して、コロン(:)とwとqを入力して保存します。
これでsudoコマンドが使えるようになります。
このファイルは/etc/sudoersを編集しています。viなどのテキストエディタで直接編集はしないようにしてください。通常読み取り専用ファイルとして開かれます。必ずvisudoコマンドを使って編集するようにしてください。
著者情報

- Microsoft MVP for Windows and Devices(Windows,Surface)
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Microsoft MVPを14年間連続受賞している木澤朋和です。WindowsやSurfaceをはじめとしたパソコンやデジタルガジェットに関する情報を発信しています。ポッドキャスト番組やYouTube動画配信で、Microsoft製品や技術の魅力をお伝えするコンテンツを配信中です。マイクロソフト関連の勉強会で登壇もしています。さらに、製品レビューのご依頼も随時受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
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