10月6日にニューヨークでマイクロソフトのWindows 10のデバイスの発表会が行われました。冒頭でマイクロソフトのテリー・マイヤソンがWindows 10がインストールされたデバイスが1億1000万台を超えたと発表がありました。
Hololens
HololensはWindows 10搭載のヘッドマウントタイプのデバイスです。これは周辺機器ではなくWindows 10が稼働する単独で動くWindows 10デバイスです。今回はProject XRAYというものの発表がありました。これは現実の空間と仮想空間を合わせて見せるゲームなどになります。デモでは会場に設けられたリビングに仮想現実の画面で部屋の壁を破ってロボットが出てきて攻撃してきます。プレーヤーは手にコントローラを持っていて、ゲームの中では銃になります。また、攻撃に対しては盾を出して防御したりできます。
開発キットを含めたHololensの発売の発表がありました。発売は2016年の第一四半期でお値段は$3000!!まあ、お安いじゃない、お一つ頂くわ的な。(^_^;)まあ、日本だと40万円弱というところですかね。Windows 10のイベントの時にも平野社長が「Hololensはなんとか日本に持ってきたい」と言われていたので期待大です。
Microsoft Band 2
マイクロソフトの腕時計型ウェアブルデバイスです。日本では発売されていませんが、Microsoft bandの第二世代となるものです。従来は平面ディスクプレイパネルでしたが、曲面パネルとなりました。有機ELで320×128ピクセルです。従来のセンサに加えて気圧計、高度変化と最大酸素摂取量(VO2MAX)の測定も可能とのこと。
Microsoft Band 2で収集したデータはMicrosoft Healthで表示と管理ができます。アプリはWindows Phone 8.1(以降)とiOS、Android用があります。バッテリーは48時間持ち、1.5時間でフル充電します。音声アシスタンスCortanaも使えます。実際試してみたいですね。
お値段は$249。日本発売は未定です。
Microsoft Lumia
Windows 10 Mobile端末Lumiaも新機種が発表されました。もはやWindows Phoneとは呼ばれなくなりましたね。ハイエンドモデルとなるWindows 10 Mobile端末Lumia 950と950XLの発表です。
Lumia 950は5.2インチのモニタ、950XLは5.7インチのモニタを搭載。解像度は共に1440×2560ピクセルです。950は564PPI、950XLは518PPI。プロセッサは950が6コア Snapdradon 808、950XLは8コア Snapdragon 810です。冷却方式は水冷式とのこと。通信ポートは初めてUSBタイプCが適用されました。ワイヤレス準電もサポートしています。お値段は950は$549、950XLが$649です。
Windows 10 MobileのContinuum機能でキーボード、マウスとモニタを接続するとPCのように動作します。新たにMicrosoft Display Dockがオプションとして発表されました。Windows 10 Mobile端末にUSB-Cで接続します。USB-Aポート、モニタ出力(HDMI、Display Port)があります。デモではフルHDモニタに接続して、Officeを動作させています。PowerPoint、Wordも普通にデスクトップPCのWindows 10のように使えます。ビデオもスムーズに再生します。
そして、廉価版のLumia 550も発表されました。お値段は$139です。
前編はここまで。後半は衝撃のSurfaceの発表です。