見ようと思っていて忙しくて見に行けなかった「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」をAmazonプライムビデオで見ました。
これはもうガンダムでは有名なエピソードで以降のアニメで「島回」と呼ばれるものになったものです。機動戦士ガンダムの中ではストーリー上全く無くてもいいもので、逆に有名なエピソードの一つです。
地球に降りたホワイトベースクルーが、無人島と思われる小さな島で連邦軍のジムが攻撃に合って(救助信号だったかな?)で、ガンダムが偵察に行くんですね。そこには大破したジムと縛り付けられた連邦軍の兵士(確か安室が発見した時に亡くなってしまう)がいるんです。そこに謎の顔が面長な(作画崩壊と言われています)ザクが現れてガンダムはやられてしまいます。ザクのパイロットはククルス・ドアンと言ってジオン軍の脱走兵なんです。作戦行動中に子供たちを救ってそのまま戦場を脱走して子供たちと暮らしているんです。アムロはドアンに捕まって解放してくれるのですが・・・とアムロとドアンの物語が繰り広げられます。そこにジオンのザクが攻撃してきて・・・。もうザクの顔は作画崩壊しているし、ザクが岩を投げて攻撃したりと無茶苦茶で笑い話の種になるくらいでした。
それを劇場公開版として映画化されると聞いてなにかのエイプリルフールネタかと思ってしまいました。
さて、それを実際観てみると・・・。いや、すげーいい作品に仕上がっています。あの実質20分のテレビ放送を一本のガンダムの映画にしてしまうというのも凄いんですが、ストーリーもしっかりしていてとてもよかったです。また、最新のアニメーション技術でいわゆるファーストガンダムを作るとこんなにすごい描写になるのかと感激しました。モビルスーツの戦闘シーンもとても躍動感があり、もう泣けてきます。また、作画崩壊の面長のザクもドアン専用機としての設定にしてしまっています。そしてキャラクターはまさに「安彦良和さんガンダム」です。それぞれがとてもいい味を出しています。
あの「島回」を本気出して作品としてリメイクするとこんないい作品になるのかと驚かされた作品です。これは劇場に見に行きたかったですね。今はAmazonプライムビデオで見ることができます。会員でなくても一か月無料のおためし入会もできますので、そのためだけに入ってもいいと思います。
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