今まで写真の編集と現在にはAdobeのLightroomを使っていました。大変便利なのですが、Adboe CCのフォトプランでも毎月1000円の負担は意外と厳しく(ちりも積もれば何とやらで)一旦解約していました。でも、RAW画像の編集や現像で使いたいときもあります。なんとか代替えになるソフトでできれば低価格または無料で使えるソフトはないかと探していました。そこで見つけたのがRawTherapee(RAWセラピー)です。
RawTherapee
RawTherapeeは写真の編集・現像ソフトです。オープンソースとして開発されており、Windows、Mac 、Linux版が提供されています。最新版は5.8でリリース日付は2020年2月4日です。
ダウンロードはこちらから。 https://www.rawtherapee.com/
インストール
私はWindows版をダウンロードしてインストールしました。ダウンロードしたファイルを実行して画面に従ってインストールします。https://rawtherapee.com/shared/builds/windows/RawTherapee_5.8.exe
ドキュメント
公式ドキュメントはRawPediaとして下記のサイトにあります。機能ごとにまとめられているので下記のサイトを見ていただくといいでしょう。
/http://rawpedia.rawtherapee.com/Main_Page/jp
使ってみた
Lightroomでやってきたことは、RawTherapeeでもできるか?
私がLightroomでやってきたことが、RawTherapeeでもできるか見てみました。結論から言うと概ねできます。下記の内容ですが、すべてできます。たまにトーンカーブを補正とかホワイトバランスとかもいじりますが、それもできます。というか私には使いこなせないほどの機能が備わっています。
- RAW画像の読み込みと編集
- トリミング
- 角度調整
- 明るさ補正
- 彩度の調整
- ノイズ除去
- かすみの除去
フィルムシミュレーション
RawTherapeeの特徴の一つと言っていいでしょう。フィルムシミュレーション機能があります、富士フィルムやコダック、ポラロイドなどのフィルム現像をシミュレーションしてくれます。私は富士フィルムの鮮やかな仕上がりが好きなので試してみたいと思います。
編集した情報の管理はどのように行っているか?
写真の編集を始めるのはとても簡単です。RawTherapeeの「ファイルブラウザ」から画像の入っているフォルダを選択するだけです。Lightroomのようにカタログを作成する必要はありません。編集をしても元の画像が変更されることはありません。では、編集した内容(明るさの調整とかトリミングとか)はどこに保存されるかというと、写真のファイル名+拡張子(.pp3)というファイルに情報が記録されます。RawTherapeeで開いたときに同一フォルダにこのファイル(.pp3)があれば編集内容を反映してくれます。またテンプレートととして使うこともできるようです。現像時にJPEGファイルに書き出す際に一緒に.pp3ファイルを書き出すこともできます。ここは至ってシンプルでいいですね。
Lightroomと比較して、やっぱりLightroomがいいと思うところは
Adobe製品と比較するのには無理がありますが、やはりLightroomの方がいいと思うことはあります。
・動作が重い。
結構処理が重いです。編集の写真を読み込むのに一呼吸または2~3秒待つことがあります。Lightroomはカタログで管理されていて写真そのものをキャッシュしているので無理もありません。ただ、それ以外でも編集処理すべてに一呼吸待つ感じでリアルタイムにサクサクと編集というわけにはいきません。私のPCはCore i5-9400FとGPUはNVIDIA GeForce 1050Tiです。
・自動補正はない
これはしょうがないでしょう。私がLightroomで編集するときはほとんどの場合「自動補正」でLightroomにいい感じに調整してもらって、そこから好みの画像に編集していきます。やはりここはAdobe驚異のテクノロジーです。さすがとしか言いようがありません。もちろん、ベテランの方はこの機能は使わない方も多いので絶対ではないと思います。
・使いやすさ
細かいところですが、各設定の調整の操作など全般においてLightroomの方が使いやすくできています。ここは企業がお金をかけて製品として仕上げているものとの違いでしょうね。特に私は傾きの補正をするのですが、ここの操作も直観的にできます。また、上記にも書きました通りRawThrerapeeは動作が重いので微調整がすぐに反映されないので操作面とレスポンスでは差が出てしまいます。
総じて、写真編集の各項目(明るさやホワイトバランスや彩度など)の理屈が分かっておられる方は十分に使いこなせると思いますし、お勧めできると思いまし代用はできます。ただ、費用が出せるのであればLightroomかなとは思います。
コメント
[…] RawTherapeeはLightroomの代替えになるか!? […]