劇場版機動戦士ΖガンダムⅡ 恋人たち

2月24日は「劇場版機動戦士ΖガンダムⅡ恋人たち」の発売日です。私は当然Amazon.co.jpで予約して発売日に届きました。今回は、地球でシャアとアムロが再開した後から始まります。そりゃもう「アムロさん!!机の下にVisualStudioが隠しているくらいのこと言ってください!!」みたいな後の話です。ベルトーチカがアウドムラに合流するところから始まります。そして、アクシズからハマーン様が現れるところまでのお話です。

 まず、一通り見てみての感想ですが、「酷評したいのだが、するにできない」というところです。というのは皆さんが言われているように、全50話という長編をたった三回の劇場公開版にしてしまうには無理があるのではないか、当然中身はダイジェスト版としか言いようのない作りになっています。しかも、新作カットと旧カットのギャップが見ていて萎えてしまうところがあります。しかし、それを補ってしまうほどのものが新作カットとその部分のストーリーやセリフの良さです。これはすばらしいというかゾクゾクとしてくるものがあります。特にすばらしいのが女性キャラの瞳というか表情で、これは私は長年アニメーションを見ていますが空前そして絶後のすばらしいできと言えます。特にフォウ・ムラサメの表情・仕草は絶品と言えるでしょう。新作カットの人それぞれが実に実にすばらしく描けています。いや、絵が綺麗だとかだけでなく、その動きやその部分の話の展開思わず酔いしれてしまうと言っても過言ではありません。そして当然モビルスーツ戦です、ガブスレイとガンダムMkII他との戦闘シーン、そして最後に出てくるハマーン様のハマーン専用ガザCのあのフレキシブルな動き、もはやモビルスーツというより生命体であるかのように感じてしまいます。

 ですから、「ストーリーは継ぎ接ぎっぽくて、話は飛んでいるし、Ζガンダムを知らない人には訳わかんないだろうな」と思いつつも、新作カットがすばらしすぎて絶望と感動の狭間にいるという状態です。願わくば、すべて新作カットで作り直していただければと思います。そうそんなことになったら、映画は全部見に行くしDVDは全巻買うしプラモデルは全部買って作っちゃいますよ。本当に。

ということで、私のようにガンダムと共に人生歩んでいる人から見れば「これでいいのだ」と言えるでしょう。何故ならそれはガンダムだからだ、と。

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