機動戦士ガンダムSEED Destiny FINAL PHASE 「最後の力」

遂に最終回です。レクイエムとネオジェネシスという二つの大量破壊兵器の破壊が戦闘としての落としどころですかね。今回は見ていて正直なところ「おいおいおい、時間大丈夫かよ」と思ってしまいました。最終回の内容をこの一話に納めるのはかなり無理があったんじゃないかと思います。アクション的には前回の49話ほどではありませんが、キラとアスランが圧倒的に強い描写で結局主役のはずのシンって最後まで主役らしい扱いをさせてもらえず、これはこれでひどいものだと思ってしまいます。
時間は気にしつつも見入ってしまいました。なんだかんだ言って面白いですね。PSXで録画した奴をまたDVD-RWにダビングしてパソコンで見ていると・・・

オペレータ:艦長!!艦隊司令部より高エネルギー反応!!
木沢:何!!
(司令部=奥様):さっきからご飯って言っているでしょ!!聞こえないの!!

そりゃもうジェネシスに撃たれたんじゃないかという衝撃を受けて、中断して急いで夕飯を食べます。

 このシリーズで私が一番の見所としているのが戦艦同士の戦いで、アークエンジェルとミネルバの最終決戦(??)は良かったですね。ここはもう一生懸命見てしまいました。私の中での主役メカはアークエンジェルで、そりゃもう

バリアントってーっ!!
トリスタン一番二番被弾!!両舷ランチャー発射不能!!

ってところは「よっしゃ!!」って何故かガッツポーズ(??)。シリーズ冒頭のミネルバとボギー1との戦闘といい、戦艦の戦闘シーンは素晴らしいです。あ、だからといって「宇宙戦艦アークエンジェル」とかやらなくていいので。(^_^;)

まあまあ、お話の閉じ方としては良かったと思いますが、もうちょっと丁寧に書いた方が良かったんじゃないかなと思います。また、前シリーズはザフト側にはクライン派のカナーバさん(デュランダルの前の議長)が、ザラ派のイザークママを制圧してザフト側の実権を掌握してしまいます。おかげでザフト側もまとまる訳ですが、今度はどうなんでしょう。ザフト側はみんなデュランダル派でその指導者もいなくなり、地球側も大西洋連邦の大統領はいなくなってしまうし、なんかまとめる人がいなくなって、まさに混沌の世界となるでしょう。カガリ様だってオーブだけで手一杯な訳です。地球はまだユニウスセブンの落下の影響は残っていて、プラントはレクイエムでなくなってしまったコロニーがあります。状況的には最悪の混沌としたものになっている訳です。この後みなさんどうするんでしょう。そりゃマリューさんもグラディス艦長の息子に会いに行っている場合じゃありません。(^_^;)「・・・勝者も敗者もなくなっていた・・・そして15年の月日が流れた・・・」ってことで(ここでROMANTIC MODEのDREAMSが流れて)

機動新世紀ガンダムSEED X
(AFTER WAR GUNDAM SEED X)

って展開ですか?で主人公は、ムウ・ラ・フラガの息子14才とと言うことにしておいてまたキラ君という展開でどうっスか?

ミネルバが月面に墜落(??)して戦闘停止指示を出したところで「私行かなくっちゃ」ってグラディス艦長がメサイヤに向かった時は「議長も意外と甘いようで・・・」を本当にやるかと期待してしまいましたが。
締めはのグラディス艦長とデュランダル議長とレイってところですね。このシリーズのMVPはグラディス艦長でしょう。(^_^;)「しようのない人ね。」のセリフでこのシリーズが締まったな思いました。締めも良かったと思います。ディスティニーの残骸とインパルスの描写もなかなか良かったです。

いろいろといちゃもんも付けられていて良くも悪くも(??)、いい作品だったと思います。総じて言うと面白いシリーズでした。思想的なところはいろいろと意見があると思いますが、現実世界はディスティニープランを実行できるような甘い世界ではないんですよね。でも、もうガンダムはいいのかな?過去の作品を楽しんだりプラモデルを作ったりすることはあるんでしょうけど。最近のアニメはどうもついていけないのでもうシリーズものを見るようなことはないと思います。

というわけで、長々と書いてきた機動戦士ガンダムSEED Destinyのお話はこれでおしまい。ご静聴ありがとうございました。

そして、やはり真の黒幕は死の商人バンダイでしょう。もっともバンダイの株主である私は「彼らにはもっと頑張ってもらって株価を上げて欲しいのだよ」(池田秀一さんの声で)と思ってしまう訳です。

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